2021年4月 HART Newsletter vol.52発刊
広島HARTクリニック、東京HARTクリニック(東京都港区)、横浜HARTクリニック(横浜市神奈川区)、神奈川ARTクリニック(相模原市南区)のHARTクループ施設合同で、「HART Newsletter」を2020年より再発刊いたしました。
それぞれの施設は、その地域性や患者様のニーズを考慮し、独立して診療に当たっていますが、世界最高水準の治療を提供することを共通の目的としています。そのためにビデオ会議システムによる勉強会を毎月行うなど、相互に最新知識の確認や情報共有を行っています。
同じ HART グループでも各施設で治療に対する考え方が異なることもありますが、患者様の妊娠・出産を目指す思いは同じであることを感じていただければ幸いです。
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バックナンバー VOL.51 2020年5月発刊
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2019年2月 ジネコ妊活セミナーin広島
2月10日(日)の午後、広島国際会議場にて、広島HARTクリニックが「妊活セミナー」を一般の方々へART医療(生殖補助医療)の情報提供の機会として行いました。
当方の医療情報提供説明の前に、女優で不妊治療を行って44歳と46歳で2度の出産により挙児を得たことを公表している「加藤貴子」さんに妊活中の心の持ち方、過ごし方、考え方について講演をして頂きました。
“妊活”だって“育む”期間、「妊娠20ヶ月」だと思えばよい、「泣き言」はちゃんと言う、言いきったなら一転、自分を褒めるそれが一番早い復活法、心と身体が悲鳴をあげたら思い切って「妊休」をとる、ありのままの自分を受け入れ律しない、など話がありました。自分を褒めながら行う呼吸法の実践もありました。
実際につらい不妊治療期間を女優として超多忙なスケデュールをこなしながら乗り切られたからこそ赤裸々に言える内容でした。ホント勇気があるなあ、と思い感動し、敬服しました。
これらのことを書かれた本がワニブックスから出版されています。不妊治療を受けられている方は共感し、取り入れてみようかな、と思う内容では?と理解しながら読ませていただきました。終わってから本にサインを頂きましたが、裏表紙に署名を頂きましたが、彼女曰く特に「サイン」とかは持ち合わせていないので、いつも名前をそのまま書いています、ととても気さくな方でした。「加藤貴子さんに会いに来た」、という方々もおられ、当方の早口で専門用語だらけの説明より良かったのは言うまでもありません。
2018年10月 第21回日本IVF学会学術集会
2018年10/27、28日に第21回日本IVF学会学術集会が名古屋で行われ、向田院長と培養士4名が参加しました。今学会にて後藤培養士が『多前核由来胚盤胞のNGS(次世代シーケンサー)による解析』という演題で口頭発表を行い、『特別学術奨励賞:森本義晴賞』を受賞しました。
この賞は臨床面における優れた研究を表彰する賞で、日本のART臨床レベルの向上を目的として創設されました。発表の内容は『受精判定時に3前核以上の多核が形態的に認められた胚において、タイムラプスにより異常分割経過はなく胚盤胞に達した場合、その胚盤胞の外細胞層を現在PGT-Aの診断に用いられているNGSによる解析を行ったところ必ずしも倍数体の染色体異数性では無いことを報告しました。』
このことは多核と形態的に判断された胚でも、分割過程で修復等のメカニズムが働き倍数性と判断される染色体異常が正常分割経過を経た場合はその後も続くわけではないことを示しており、より詳しい解析の必要性を示した内容です。
広島HARTクリニックではART治療に特化した不妊治療を患者様一人ひとりの状態に合わせて受けて頂けるようハード、ソフト面共に常に進化させており、こうした臨床に即した研究を通して更に高いレベルの臨床を目指し、日々研鑽を積んでいます。